社会に適応出来ない男の話

仕事について久しぶりに思うことがあったので昔話でも書いていこうかなと思った。

めちゃくちゃな文章でだらだら書いていく。

もしかしたら内容がただただ不愉快に思う人もいるかもしれないので注意。


2014年 4月

2年制の製菓の専門学校に入学。

焼きたてジャぱんに憧れてパン屋を目指してたけど実際やってみたら焼きたてジャぱんみたいに手でこねこねよりも機械でウィンウィン言わせてるだけだったからなんか違うなってなってケーキ屋志望になった。

適当に生きてきたので適当に進路も決めてしまった。やり直すならここらへんからかな。

学校自体はめちゃくちゃ楽しかったのでここら辺のエピソードもまた書いていきたい。


2016年4月

卒業して地元のケーキ屋『O店(仮)』で働くことになった。

ここのケーキ屋を選んだ理由は実家から通える距離だったから。当時は特に ここで働きたい!という店もなくなにも考えてなかった、というかよく分かってなかったんだと思う。

内定をもらう前に母や友人から「O店は従業員の仲が悪いという噂がある」と言われていた。当時の自分には「自分が行くと決めた店のこと悪く言うな!」という思いで聞く耳持たず突っ走っていった。

後々聞いたら友人的にはマジでやめといた方がいい店だったらしい。じゃあもっと強く言ってよ!とも思ったけどどうせ結果は変わってなかったと思う。入ってみないと真実は分からないし。


そのケーキ屋の労働は

木曜休み(+第3金曜休み)

7時〜20時労働

お昼休憩30分 夕方休憩15分

記憶曖昧だけどこんなだった。


お昼休憩30分が個人的に短くてキツかったかな、労働自体は『ケーキ屋は忙しい』ということを理解してたから特になにも思わず頑張っていた。


ただ


想定外だったのは




従業員全員がゴミだったということ。


これに関しては頑張れなかった。

従業員の8割がゴミ。まともな人が辞めていって厳選されたゴミだけが残る謎システム。


8年目の女の先輩に目つけられて僕は毎日ボッコボコに怒られてました。


エピソードいっぱい書こうと思ってたけど俺がぶり返すのでスクショで済ませる。

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きっしょ。


同期も他に2人いたんだけどそのうちの1人の女が小学校の同級生でたまたま再開してしまった。ちなみに全く喋ったことないし苦手だった。M子と呼ぶことにする。

そのM子の記憶に残ってる訳わらないとこが接客で、その接客が


「いらっしゃいませー」←分かる


「ありがとうございませー」←は?????


日本語習ってないだろ。


さらには店の電話出たと思ったら


「お電話ありがとうございませー。O店のM子とございませー。」


落ち着け。


M子はそれくらいで害はなかったかな、変わってはいたし嫌いだったけど。

もう1人の同期のS子はいい子だった。終わり。



仕事中の唯一の楽しみがあった。

それは イラストデコ。

デコケーキの上にチョコと色付きゼラチンで絵を描くというやつ。

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絵を描くのは好きだったから楽しかった。この作業の時だけはイキイキしてたのは覚えてる。


ある日アンパンマンのイラストデコの注文が入った。

俺が楽しく描き描きしてるとこに8年目女、

アンパンマンにそんな時間かけとったらいかんよ!?」


いや、こちとらまだ慣れてませんしアンパンマンに簡単もクソもないんだが?

そう思った。そんなしょうもない話。


入ってすぐにゴールデンウィークにぶち当たって14連勤しました。冗談抜きでその時の記憶が無い。どうやって乗り越えたか俺にも分からない。


色々あったけど今日はついに給料日!!

この為に頑張ってきたもんだ!!

さあどのくらい貰えたかな!!

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ん?



まず言っておかないといけないのがこの店入って3ヶ月間は保険に入れてもらえないシステムだった。

つまり3ヶ月後にはここから保険金分引かれるということ。10万切りそうじゃね?


それと左下を見ると月24日間働いている事が分かる。

計算してみると

24日×約12時間=288時間

145000円÷288時間=503円

時給503円か〜〜

ってことでここで心が折れかける。でも俺の心は耐えた。


追記:パティシエや料理人は働き始めて数年間は『修行』ということなので修行させてもらっているのにお金を貰えるだけありがたいと思うべきとよく言われております。


ここまで頑張ってきてついに限界がやってきた。

それは、





鬱病になっちゃった〜⭐️


夜寝る前に1人で泣くようになってたし、職場が近づくと過呼吸になってなんか仕事するのキツいなと思って病院行ったらなっちゃってた。軽めのだけどね。


こうなってまで働いてるの訳わからないし辞めるかってなった。

ちなみにいろいろ書いたけど入って2ヶ月しか経ってない。草


仕事終わってみんな帰った後に俺だけ戻ってきてシェフに辞めたいって伝えた。

蹴られて吹っ飛んだ。

前後になにかあった気がするけど記憶から消してて覚えてない。

1時間くらい説教されたかな、その中で覚えているのが

「なんで3ヶ月経たな保険入れやんか分かるか?お前みたいなやつがおるからや、いちいち手続きめんどくさいんや」



「で、辞めるとしたらいつ辞めるんや?いつ辞めてってもらっても構わんぞ」

俺「じゃ今日で辞めます」


という感じ。

ボロクソに言われて蹴り飛ばされてから後1ヶ月働ける訳ねぇです。

自分の荷物片付けてあいさつして帰った。


これから働く人に向けて

就職は完全に運ゲー

どんな会社も入ってみないと分からない。

きつい仕事でも人が良ければ続けられるし

どんなに良い仕事でも人がゴミだと続かない。


就職は


運ゲー



ここで問題になってくるのがまさかその日に辞めるとは思ってなかったから親になんて伝えるかいうこと。

よく言われていたことが「辞めるのは勝手やけど、常識ある辞め方してな」である。すまん非常識で。


家に帰ってご飯食べてお風呂入って歯磨いて





寝た。


言えなかった。俺には無理だった。



ここで俺は思いついてしまった。





1ヶ月間仕事行くフリすればよくね?



これが想像以上に過酷だった。



続く。