社会に適応出来ない男の話 1.5

どうも、底辺です。


今回はちゃんと休みの日に書いていこうと思う。

実はこのシリーズは完全に身内の為に書いてたんだけど予想以上にいろんな人が読んでくれててビックリした。ありがとうございます。


身内用でだいぶ省いちゃったから

1のパティシエの時の話をもうちょい詳しく掘り返そうかなと思う。だから1.5にした。あの程度で辞めたと思われたくないという謎のプライド。


なにかしながらじゃないと書けない体になってるから私に天使が舞い降りた!3話見ながら書いてる、ひなたちゃんの声可愛い。


また書き終わって上に戻ってきたけど今回は流石に不幸オナニーブログと言われてもしょうがない出来なってる。すまぬ。


冒頭でしれっと製菓の専門学校に入ってるけど実はお菓子作りが好きという訳では無かった。ただ甘いものを食べるのが好きだっただけ。

学校の実習もだるいだるい言いながらやってた。ただ出来上がったのを食べる為に作ってる感じ。


それでなんで専門学校行ったんだってなるけど

高3で進路悩んでて当時好きだった子に「将来私にパン食べさせて」って言われたから。めちゃくちゃ単純じゃない?

※当時はパン志望 (1参照)


専門学校時代は楽しかったけど周りと俺とのやる気の落差が激しくて辛かった。

周りのみんなはなにをするにも真面目でキラキラドキドキしてた。今バンドリは見てない。

周りと自分を比べて途中で自分はこの道向いてないなと気付いてしまった、でもその道に進んでしまった。

その理由は周りに合わせたから。

周りの目を気にしてしまったから。


この男、前回から周りの目を気にしすぎてる。


表面上は真面目にやっていたので作るのに興味ないとか言えないまま先生達の協力のもと、就活してO店で働くことになった。

なんか嫌々みたいな書き方してるけど特にやりたいことが無かったっていうのがデカいかもね。こちら空っぽ人間なので。



初出勤の1週間前くらいに

シェフと俺と同期のM子とS子4人で職場に集まることになった。

ここの仕事の話をいろいろシェフから聞いた。

大変な仕事やけど頑張ってほしい〜的なことだったと思う。全然思い出せない。


辞めたいと言ってシェフに蹴り飛ばされた時に

「最初に言ったよな!?どんだけ辛いことがあっても1年は耐えろって!?約束したよな?」と言われたからそんなことも話してたらしい。知らんし内容うざい。



そんなこんなで4月の頭に初出勤。

なんか初日からがっつり働いた記憶がある。

仕事内容が

『焼き場』と『仕上げ』に大きく2つに分かれていた。

焼き場はケーキのスポンジ生地、クッキー他焼き菓子の材料計量から焼き上げまで、

仕上げはスポンジに生クリーム挟んで塗ってフルーツとか乗せてフィルム巻いたりの最後までって感じ。

最初俺とS子は仕上げ、M子は焼き場を担当して、とりあえず2週間周期で交代していくことになった。


製造する中の従業員が

-仕上げ-

・8年目女先輩

・2年目ギャル

・2年目陽の者女

・S子

・俺


-焼き場-

・2年目クソ男

・昼前出勤クソおばさん

・M子

の8人。

あれ?少なくね?こんなもんか?


あと話として書いてないけど職場体験で来た時にいた人何人か消えてるんだが?バグ?

2年目と8年目の間どこいった?君のような勘のいいガキは嫌いだよ案件?


現実から目を背けて気にしない事にした。



数日間は入ったばかりだからということで多少のミスなどは許してもらえてた。

でも5日目ぐらいから8年目女(以降:8女)の当たりが強くなってきた。


それは俺がドジっ子属性だったから。

クソみたいに可愛くない書き方したけど

俺は知る人ぞ知るドジ。

大きなミスはしてないけど頻繁にミスはしてたと思う。


地味に毎日やる作業が違って

「これ2日前にやったな」みたいな作業が多く、ミスしたくないからということで

1度やったことある作業でも「これってこうであってますか?」と聞くようにしていた。

これが8女にはダメだったらしい。


「そんなことも分からんの?」「前も言ったよね?」「そろそろ覚えて」「何回やれば分かるの?」


だんだんこんな感じで返事が返ってくるようになった。

『分からないから』じゃなくて『確認』で聞いてた、

怒られたくないから聞いてたけどそれで怒られてた。


するとだんだん

聞く=怒られる

が自分のなかで染み付いていってしまった。

怒られるのが怖くて聞くのが嫌だった、それでもミスするよりはマシということで頑張って聞いていた。


「早く焼き場に行きたい、仕上げから逃げたい」という気持ちだけで耐えてて、あっちにいけば幸せが待ってるとそう信じてた。

そして2週間が経ってついに焼き場に行ける日が来た。





何も変わらなかった。


2年目クソ男(以降:焼き男)と昼前出勤クソおばさん(以降:焼き婆)も当たりが強かった。

状況は何も変わらない。聞いたら怒られるそんな毎日。

「頑張って耐え抜いてたどり着いた焼き場がこれか」

と俺のソウルジェムが濁り始める。



O店の先輩方の怒り方で多かったのが

「これこっちに移しといて」

「はい!」

「いや、こうした方が早いのよね?分からんのやったらちゃんと聞いて?」

これである。


アドバイスとして こうすれば良いよって言ってくれればいいのに怒りとしてぶつけてくる。

「分からんのやったら聞いて?」を言っておけばいいと思ってそう。乱用しないでほちぃな。


Twitterに流れてきたこの画像

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まさにこれ。これ最初見た時吐き気した。


「そんなことも分からんの?」と「分からんのやったら聞いて?」の害悪コンボ。

影踏み滅びの歌守る身代わりゲンガー、まひるみキッス その他etc...


この害悪コンボによって俺の脳がバグり始める。


『なにをしたら正解なのか』という正しい判断が出来なくなっていった。

「今俺がしてること、怒られるんやろなぁ」と思いながら作業をする、ミスしてると分かっているのにやめない、という訳の分からない行動をするよになっていった。

分かりやすく言うと 自分の考えがハッキリしない感じ。

これによりさらに怒られる頻度が増えた。



そんな感じで仕事に影響が出始めた。ゴールデンウィーク過ぎたくらいからかな?

家で寝る前に1人で泣いたり仕事場近付くと過呼吸になったりで自分でもおかしいと思い始めた。

周りに心配かけたくなくて1人で抱えて相談もしなかった。

抱えて抱えて、限界が近付いて、やっと悩みを打ち明けた唯一の相手がいた。

それが




精神科医の医師である。


朝から仕事休んで診察してもらった。

休日をこんなことに使いたくないという抵抗だったと思う。

ここで自分の脳、というか心がバグってるのが分かった。原因が分かってちょっと嬉しかった。やっぱりおかしかったんだなって。


その時医師から聞かれた

「職場で辛かったこと出来事ありますか?」

に対して、



なにも言えなかった。

30秒くらいただ深呼吸してた、

なにも考えられない。自分がなにが言いたいのかも分からなかった。

ここで1番自分のヤバさを自覚しちゃった。

やっと喋ったと思ったら「いや…すいません…えっと…すいません…ハハッ...」だった。コミュ障かな?


診察終わって薬もらって帰った。

自分が病気と分かったらなんか開き直ってしまった。しょうがないじゃーんって感じ。


次の日から薬飲みながら働いて、キツくなったら抜け出して薬飲みに行く生活。



なんか体力的にも精神的にも書いてくの疲れてきたから辞める手前までカット。

他のエピソード書くために従業員の略称とか決めたんだけど、え?


こんな俺にも優しくしてれる従業員が1人いた。

それが2年目のギャルである。

ギャル先輩も8女に目つけられてる人で

「去年の私を見てるみたい」と良くしてくれていた。

そんなギャルにLINEで相談した、「辞めたい、精神科行った」と

その返信がこれ


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正直これに1番精神ぶっ壊された。

俺は辞めるための背中の一押しが欲しかっただけだった。でも来たのは応援だった。

これに対して俺は「頑張ってみます!」とだけ返して







2日後なにも伝えず辞めた。



俺はそんなに強くなかった。

ギャル先輩のことはかなり好きだったので勝手に辞めたのは申し訳ない気持ちがあるけど、あのLINEを見て辞めるとは伝えられなかった。


辞めたらすぐ症状も無くなったよ、今は元気にやってます。


パティシエの話はこれで終わり。

またカットしちゃったし気持ちが乗ったら書くよ。次はpart1.6になるのかな?



暗めの話多くなっちゃったけど俺的には笑って読んでほしいかなぁ。


続く